常緑樹(常緑広葉樹)とは

常緑樹

常緑樹とは、一般的に四季を通じて常に葉の付いている樹木のことをいう。葉が落ちないと勘違いをしている人が多いが、正確には葉の生え変わりがある。葉は1年から数年で枯死して落葉するが、次から次へと新芽が出て落葉状態が比較的分からない状態が続いている。また、常緑樹は、常緑広葉樹と常緑針葉樹に分けられる。どちらも一般的に、落葉樹(落葉広葉樹)と比べて、落葉する葉が圧倒的に少ない樹木である。

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常緑広葉樹の特徴

常緑樹の中で、一般的に葉の形状が平たくて広い樹木を常緑広葉樹という。常緑広葉樹は、葉の表面積があり、常に葉を保つため、目隠し樹木の存在感を出したい場所に使用される。例えば、大きな掃出窓の前に常緑広葉樹を植えることによって、十分な目隠し効果を生むことができる。また、落葉樹(落葉広葉樹)に比べて、枯死して落ちる葉が少ないことから、隣地へ葉が落ちてしまう心配がなくなる。メインツリーを、常に青々と明るいイメージで保ちたい場合などもおすすめである。

常緑広葉樹は、落葉樹に比べて一般的に葉が分厚い。その際、イモムシなど葉を食す害虫が比較的少ないことも特徴である(確実に害虫が着かないというということではない)。

上記の説明からは、ポジティブな要素ばかりに思える。しかし、同時にネガティブな要素も持ちえている。常緑広葉樹は、落葉樹と比べて季節感がない。常に深緑を保ち続けるため、日本独特の四季を感じることができない。また、落葉樹(落葉広葉樹)は、葉を落とすことで休眠する。しかし、常緑広葉樹には、ほとんど休眠状態がないことが多い。したがって、一般的に落葉樹(落葉広葉樹)より成長の早い樹木が多いといえる。

近年の一戸建て住宅の庭で、良く植えられる常緑広葉樹をいくつかご紹介しよう。

中高木

シマトネリコ、オリーブ、ソヨゴ、ジョウリョクヤマボウシ、シラカシ、ナナミノキ、ハイノキ、フェイジョア、ミモザ(ギンヨウ)アカシア、オガタマノキ、カラタネオガタマ、オガタマ・ポートワイン、カクレミノ、キンモクセイ、ゲッケイジュ、キョウチクトウ、ブラシノキ(キンポウジュ)、ナンテン、ヒイラギ、ユーカリ、ユズ、アマナツ、レモン、ウンシュウミカン、キンカン、カルミア、ポップブッシュ、ヒメイチゴノキ、ビバーナム・ティヌス

生垣

ベニバナトキワマンサク、シルバープリペット、ベニカナメモチ、レッドロビン、サカキ、フイリマサキ

低木

アベリア・ホープレイズ、アベリア・コンフェッティ、アベリア・エドワードゴーチャ、エリカ、ギンバイカ、クリスマスホーリー、ビバーナム・ダビディ、アオキ、アセビ、リュウキュウアセビ、サツキツツジ、クルメマツツジ、オタフクナンテン、クチナシ、シャリンバイ、ピラカンサ、ブッドレア、ボックスウッド、マホニア・コンフューサ、コルジリーネ・レッドスター、ニューサイラン・バリエガータ、ラベンダー、ローズマリー、ランタナ、チェリーセージ・ホットリップス、ツバキ、カンツバキ、サザンカ、マメツゲ、イヌツゲ、センリョウ、マンリョウ

常緑広葉樹には、メインツリーに使われる樹木や生垣に利用されるものがある。広いスペースがあり、メインツリーに使用する場合は、根本から何本もの幹が立ち上がっている「株立」のものをおすすめする。逆に1本の幹で立ち上がっている樹木は、一般的に「単木」と言われる。株立に比べて、横に広がらない場合が多いので、狭いスペースに向いている。植え場所や役割に合わせて、好みの樹木を選んでいただきたい。

植物の知識

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